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矯正治療

親知らずの影響

こんにちは。
大松矯正歯科クリニックの高 大松(”Dr コウ”)です。
皆さん、お元気ですか?
下のパノラマX線写真は矯正治療前の患者さまのものです。
11歳2ヶ月の女の子です。

平成13年3月撮影 11歳
白い囲いの中は第三大臼歯(智歯、親知らず)です。
手前の第二大臼歯が萌出する前から既に歯冠が出来て来ています。
歯は初め歯胚(しはい)という歯の誕生から次第に歯冠ができ、それに続いて歯根が成長してきます。

平成16年8月撮影  14歳
矯正治療終了後です。
上顎の第三大臼歯の歯冠の発育が認められます。
歯冠の完成後、歯根が成長することによって、歯が移動して行きます。

平成18年2月撮影 16歳
保定終了後です。
矯正治療が終了し保定期間も終了して何も問題が無く
患者さまと喜んでいました。
そして、下の親知らずはこの時点では正常な萌出方向を示していました。
手前の第二大臼歯に沿いながら上方へ萌出するものと思われました。
が、しかし・・・
3年後に確認したところ
完全に横に向いた状態の水平埋伏になっています。

平成21年6月撮影 19歳
矯正治療が終了して数年後、
下顎前歯部に叢生が現れて患者さまが驚いてご来院されました。
このケースの場合、後戻りの一番の原因は親知らず(第三大臼歯)の萌出によるものだと思われます。
上のパノラマレントゲンでも確認できますが、
親知らずが前方の第二大臼歯(7番)と第一大臼歯(6番)を押しています。
そのために大臼歯3本の歯軸が昔に比べて不揃いになっています。
臼歯のところがかなり窮屈な状態です。
その影響が前歯部に波及して、前歯に叢生(ガタツキ)として現れたと推察されます。
その他にはブラキシズム(歯ぎしり)の影響も考えられますが、
パノラマレントゲンが全てを物がたっています。
矯正治療終了後に後戻りを防ぐために親知らずの抜歯の検討も行いますが、
今回は様子を見ていたところ
思いもよらずに親知らずが進行方向を変えてしまい後戻りの一因になってしまったようです。
患者さまとお話をして、下顎の親知らずを抜歯して頂き再治療を行う方向でいます。
親知らずの動向については不明な部分が多々ありますが、
それを予測できなかったことを深く反省しています。
もちろん、再治療についてはこちらで補償する予定でおります。
まだまだ、判らないことが多いことに気付かされる毎日です・・・
ご参考までに親知らずについての僕のコラムをどうぞ
http://www.4180.jp/2007/12/post-9.html
あなたの思いを実現します。     大松矯正歯科クリニック

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