ネットで予約
お問い合わせ
大松矯正インスタグラム

アンチエージング

抗加齢歯科研究会に参加して3(栄養学から見たアンチエージング)

こんにちは。
大松矯正歯科クリニックの高 大松(”Dr コウ”)です。
皆さん、お元気ですか?
今日もアンチエージングのお話です。
栄養学からみたアンチエージング法についてお話します。
栄養学は
1、生命の維持(適正なエネルギーと栄養素の補給)
2、健康増進(生活習慣病の予防、治療)
の観点から論じられてきましたが、
最近では
アンチエージング(健康寿命の延長)のための栄養学が発展しています。
人間は栄養素と関連物質から成り立っていて、生きていくためにはエネルギーと栄養素を補給しつずけなけらばなりません。
栄養素には
マクロ栄養素(三大栄養素)として
○たんぱく質
○脂質
○炭水化物
があり体の組成やエネルギー源として必要不可欠なものです。
ミクロ栄養素には
○ビタミン
○ミネラル
があります。
このビタミン、ミネラルは三大栄養素が活躍するための補助的な役割を担うものです。
昔、といっても僕ら(40歳以上の方々)の小さい頃の子供は皆、青っ洟(あおっぱな)をたらしていたり、アカギレヤ、しもやけになっていました。
これは栄養素が偏っていたために起きる現象で、特にビタミンやミネラル欠乏症で起きたものだそうです。
現代の子供には青っ洟(あおっぱな)をたらしている子を見ることはありません。
それだけ栄養状態が良くなったと言うことです。
また、最近ではよくサプリメントをたくさん摂取する人を見かけますが、三大栄養素のたんぱく質 脂質 炭水化物をバランスよく摂取した上で初めて効果が現れるものですから勘違いなさらぬように・・・
要は食事で取りずらいビタミン、ミネラルをサプリメントで補うという考え方ですから、サプリメントでビタミン、ミネラルだけを過剰に摂取してもあまり意味がありません。
つまり、ビタミン、ミネラルは三大栄養素のたんぱく質、脂質、炭水化物を効率よく使うための触媒であってメインとなるものではないからです。
サプリメントによっては過剰摂取で逆に体に害を及ぼすものもあります。
例えば、緑黄色野菜(ニンジンなど)に含まれているβーカロチンを抽出したサプリメントを単体で過剰に服用するとガンの罹患率が高くなるという報告もあります。
ですから、ビタミン類も元の形から食べた方が体には良いみたいです。
ワイドショーで良く喧伝されている食事療法も、
極端な例で毎日みかん何個、りんごを何個、たまねぎを何個、お茶を何十杯・・・と某司会の み○も○たさんが視聴者を煽っていますが、到底毎日そんなの全部食べられません。
ですから、バランスの良い食事を心がければ何も問題はありません。
最近の流行のバナナ・ダイエットも根拠の無いダイエット法だそうです。
ただ単にバナナのカロリーが少ないというだけですから、皆さんもマスコミの喧伝には流されないようにご注意ください。
ちなみに、バナナの次はキューイだそうですよ!
栄養学の専門家によると毎年2〜3個の食べ物がターゲットになりダイエット・ブームが起きるそうです。
しかし、そのほとんどがマヤカシものだそうです。
さて、人はなぜ食べるのでしょうか?
○空腹感を癒し、食欲を満足させる
○エネルギーと栄養素を補給し、健康を維持する
○精神的満足感を得る
○人間関係を改善し、一緒に食事する人同士の社会性を高める
ことが考えられます。
栄養を取るだけなら、昔の宇宙食のような練り歯磨きチューブに入ったジェリー状の軟食ですむと思います。
しかし、最近の宇宙食は地上で食べる食事と同じものが供されているそうです。
それは、食事には栄養をとるという側面だけではなく、咬んだり、味わったり、においを感じることで精神的に満足できる役割もあるからです。
昔から、不老長寿の薬や食べ物を探して人々は世界中を歩きまわりました。
しかし、今だ見つかってはいません。
現代栄養学の考え方は生きる上で必要なエネルギーと栄養素を過不足なく摂取して、過剰栄養と低栄養のリスクから遠ざかることです。
さらに、アンチエージングを推し進めるためにはアンチエージング作用を司る物質を食事から積極的に取ることを心がけ、その食事の際にバランスよく、美味しくそして楽しく食べることが重要だとされています。
それと、一人で食べるよりも気の合った人と楽しい時間を供しながらお食事をするのが一番のアンチエージング法だとも思います。

関連記事