ネットで予約
お問い合わせ
大松矯正インスタグラム

歯科治療

虫歯の話(小学校の講話から)

こんにちは。
大松矯正歯科クリニックの高 大松(”Dr コウ”)です。
皆さん、お元気ですか?
今日は校医をしている清和小学校での歯科講話を載せますね。
歯科講話は一年に1回、全児童を集めて健康についてのお話をします。
数年前に校医として赴任した時の初めての講話です。
小学校低学年の児童向けの内容になっています。
ちょっと長い文書ですが、虫歯予防の知識の一つにして頂ければありがたいです。





おはようございます。
今年から校医になった高 大松と言います。
僕のクリニック・病院は巣鴨駅前の白山通りの酒屋さんの3階で、
大松矯正歯科クリニックという歯科医院をやっています。
歯医者さんですが、専門は矯正歯科、歯並びを治すのを中心にやっています。
とげ抜き地蔵とちょうど反対側ですかね。
通りかかったら遊びに来てくださいね!
先日、歯科検診をやりましたから一度は皆さんとお会いしてますよね。
お口の中を見させてもらったところ、虫歯のないきれいなお口をしている人もいれば、何本か虫歯があった人もいましたね。
今日は虫歯について少しお話をしましょう。

虫歯のお話

さて、
一年で食中毒が一番多い時期はこの時期つまり梅雨の時期です。(6月の講話です。)
食中毒は食べ物の中に食中毒のバイ菌(細菌)が多く繁殖すると、バイ菌が出す毒素で食中毒が起きます。
ばい菌は一年中われわれの周りにいつもいます。
でも、何でこの梅雨の時期に食中毒が多いのでしょうか?
それは、梅雨の時期の気候が食中毒を起こすバイ菌が増えやすい温度と湿度だからです。
でも少しくらいのバイ菌では病気は起きません。
また、人によって同じものを食べても食中毒を起こす人もいれば、起こさない人もいます。
それは何故でしょうか?
同じ様な例で、風邪について考えて見ましょう。
「ゴホン」、「ゴホン」という咳を伴う風邪は何故引くんでしょうか?
これも、バイ菌が原因です。
この場合のバイ菌は「風邪ウイルス」と言うものです。
インフルエンザも同じで「インフルエンザ・ウイルス」というバイ菌が体の中で増えると高熱が出たり、体が痛くなったりします。
でも、風邪もインフルエンザも皆同時にかかるものではありません。
同じクラスメートでも風邪をひく人とひかない人がいます。
同じ条件でもインフルエンザにかからない人もいます。
バイ菌はどこにでもいます。いろんな種類のバイ菌がいます。
また、バイ菌は人間にとって必要なものでもあります。
このお話はまた後日・・・
病気(バイ菌によって起きるものを:感染症と言います。)
風邪もインフルエンザ菌も我々の体に居ますが、そのバイ菌の数がある一定量に増えないと病気として症状は出てきません。
体の防御反応というもので、体の中ではいつもバイ菌と戦っています。
一定量に悪いバイ菌が増えないように戦っています。(免疫反応
だから、風邪を引かないようにするために(予防)うがいをしたり、手をよく洗うのは体に入ってくるバイ菌を減らすために行うものです。
さて、お口の中にも色々なバイ菌が生息しています。
その代表例が虫歯菌歯周病菌です。
小学生の時代には歯周病のバイ菌よりも虫歯のバイ菌の方が多く増える傾向にあります。
人間はお母さんのお腹の中にいる時は無菌状態と言って、バイ菌はひとつもありません。
生まれた後に体の中にバイ菌が入ってきて一緒に暮らすようになります。
お口の中の虫歯菌が増えるために必要なものは何でしょうか?
それはお口の中に溜まった食べかすです。
これを歯垢プラークと言います。
お口の中に汚れがいつも溜まっていると、虫歯菌がどんどん増えてきて毒をたくさん出します。その毒は「」と呼ばれるもので、君たちの歯を溶かしてしまうものです。
歯が溶けてくると、歯の中にある痛みをつかさどる神経に作用して、痛みがでてきます。
歯が痛いと、ご飯が食べられなくなったり、勉強ができなかったり、サッカーやDSだって楽しくできません。
その痛い間のつらさや無駄な時間はすごくもったいないと思います。
また、虫歯があると歯並びにも影響して顔の形にも問題が起きることがあります。
虫歯を治すには歯医者に行かなければ治りません。
歯医者に行くと虫歯を治してもらえますが、治すためには虫歯で穴の開いたところを削りとって、人工的な金歯やプラスチックで埋め直さなければなりません。
一度虫歯ができると、本当に初期の虫歯を除いて自分では自然に治りません
また、歯医者さんで虫歯を治してもらっても、治したところはずうっとは長持ちしません。何回もやり直さなければなりません。
その度に歯を削って行くので歯にも良くはありません。
日本人の平均寿命は何歳でしょうか?
男子で78歳、女子で85歳です。
小学生は今6歳から12歳位年齢ですから、あと70年以上その歯を使っていかなければなりません。
その歯が小学生の時に虫歯になっていたら、おじいさん、おばあさんまで持たないかもしれません。
自分の歯が無くなったら、入れ歯を入れれば良いじゃないかと簡単に考えますが、自分の歯でご飯を食べる事ほどおいしくご飯を食べる方法は他にありません。
それでは、虫歯にならないためにはどうすれば良いでしょうか?
そう!歯を磨くことが一番大切です。
それは、何故でしょうか?
虫歯も「食中毒」、「風邪」、「インフルエンザ」と同じくバイ菌がお口の中で増えるために起こる「感染症」という病気だからです。
ですから、歯ブラシでお口の中をいつも清潔にして虫歯菌の数を減らしてあげれば虫歯菌による病気は起こりません。
風邪やインフルエンザの予防の時にうがいや手洗いするのと同じことが、歯を磨く事です。
虫歯を予防するためには歯ブラシが一番の近道なのです。
ですから、お家でお食事の後はできる限り歯を磨きましょう。
おやつを食べた時も歯を磨いてくださいね。
できれば、学校の給食の後も磨ければなお良いと思います。





あなたの思いを実現します。     大松矯正歯科クリニック




関連記事