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矯正治療

翼状捻転(よくじょうねんてん)

こんにちは。
大松矯正歯科クリニックの高 大松(”Dr コウ”)です。
皆さん、お元気ですか?
翼状捻転の治療前
セルフライゲーション型マルチブラケット装置(デイモンシステム)使用

写真は翼状捻転の患者さまです。
前歯が鳥のツバサの様に内側に捻じれているので翼状捻転と呼ばれます。
Wing rotationとも言います。
原因として考えられるのは・・・
〇永久歯の生え変わりの時期に生えてくる永久歯が大きかったり顎が小さく歯が入るべきスペースが足りないとき。
歯の大きさと顎の大きさに不調和があり真直ぐに歯が並ばない状態です。
〇元々歯の生え方が捻じれて生えて来るように歯胚(しはい/歯の発生初期の状態)の段階から遺伝的にプログラミングされている場合。(歯の生えるスペースがあっても捻じれて生えて来ます。)
〇過剰歯(余分な歯)の存在で歯が正しい位置に下りてこれない。
〇上唇小帯付着異常(じょうしんしょうたい)のため歯の位置異常が起きる。
〇悪習癖 指しゃぶりや爪を咬む癖で歯の位置異常を起こす。
等・・・
一番の原因は乳前歯が抜けた後にそれよりもかなり大きな永久歯が生えてこようとすると、どうしても生えきらずに永久歯が曲がって生えてくるパターンが多いようです。
残念ながら翼状捻転の予防法は無いので、前歯が出てきておかしいなと思われたら矯正歯科専門医にご相談されることをお勧めします。
最適な時期に最適な治療を行えば無理なく治せますのでご安心ください。

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